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海辺のカフカ 上下*村上春樹

  • 2005/03/10(木) 13:53:50

☆☆☆☆・



  [データ1]
  15歳
 彼は長身で、寡黙だった。金属を混ぜ込んだような強い筋肉を持ち、
 世界でいちばんタフな15歳の少年になりたいと思っていた。

  [データ2]
  中野区
 東京都中野区にもしある日、空から突然2000匹の生きた魚が
 路上に落ちてきたら、人々は驚かないわけにはいかないだろう。

  [データ3]
  ネコ
 多くのネコたちは名前を持たない。多くのネコたちは言葉を持たない。
 しかしそこには言葉を持たず、名前を持たない悪夢がある。

  [データ4]
  図書館
 古い図書館の書架には秘密が満ちている。
 夜の風がはなみずきの枝を揺らせるとき、
 いくつかの想いは静かにかたちをとり始める。

  [データ5]
  四国
 県を越えて陸路で四国を移動するとき、
 人々は深い森と山を越えることになる。
 いちど道を見失うと、戻るのは困難だ。

 十五歳になった僕は二度と戻らない旅に出た。

                         (帯より)


時間のループと空間のループが複雑に絡み合い交じり合っている。
15歳の少年カフカはどこか遠いところへ行こうとしながら、そのループの内側にいる。
行くべき場所、会うべき人、するべきことが初めから決まっているように。
彼は結局求めていたものを失うと同時に、それを手に入れたのだろう。

 TB 
mamimixさん

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この記事に対するコメント

コメント&TBありがとうございました!

自分が15歳だったときを少し
思いだしました。
カフカくんみたいにタフでありたいと
思ってはいましたが,
全然でしたね。
カフカ君,きみはほんとに15歳か?!

  • 投稿者: mamimix
  • 2005/10/20(木) 16:36:27
  • [編集]

ほんとに

15歳って
まだまだおこちゃまで
親の庇護の下でぬくぬくしていました。
サバイバルには勝ち残れないタイプですσ(^^;

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/10/20(木) 17:21:08
  • [編集]

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