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下町ロケット ゴースト*池井戸潤

  • 2018/11/10(土) 16:55:10

下町ロケット ゴースト
池井戸 潤
小学館 (2018-07-20)
売り上げランキング: 658

宇宙から人体へ。次なる部隊は大地。佃製作所の新たな戦いの幕が上がる。倒産の危機や幾多の困難を、社長の佃航平や社員たちの、熱き思いと諦めない姿勢で切り抜けてきた大田区の町工場「佃製作所」。高い技術に支えられ経営は安定していたかに思えたが、主力であるロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、大口取引先からの非情な通告、そして、番頭・殿村の父が倒れ、一気に危機に直面する。ある日、父の代わりに栃木で農作業する殿村のもとを訪れた佃。その光景を眺めているうちに、佃はひとつの秘策を見出だす。それは、意外な部品の開発だった。ノウハウを求めて伝手を探すうち、佃はベンチャー企業にたどり着く。彼らは佃にとって敵か味方か。大きな挫折を味わってもなお、前に進もうとする者たちの不屈の闘志とプライドが胸を打つ!大人気シリーズ第三弾!!


いままさにドラマの放映中なので、読み進める間中映像が頭の中に浮かんで、まるで再放送を観ているような心地だった。だが、それもまた面白い体験ではあった。佃製作所には、内部から、外部から、次々と困難が立ちはだかるが、下町の中小企業だからこその心意気が、解決に至る過程のそこここに現れていて、つい肩入れしたくなる。ラストはいささか肩透かしを食った感もあるが、すでに続編が出ていることもあり、次へと続く布石なのだろうと、愉しみになる。いつまでも挑戦し続ける佃製作所を見守り続けたいと思わせるシリーズである。

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