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孤独か、それに等しいもの*大崎善生

  • 2005/03/14(月) 14:01:00

☆☆☆・・


表題作の他、八月の傾斜・だらだらとこの坂道を下っていこう・シンパシー・ソウルケージ。

登場する女性たちはみな、失ってきた、あるいはこれから失うかもしれないものと自分との位置関係をぎりぎりのバランスで保っているように見える。
どちらかにほんの少し振れただけでバランスは崩れ雪崩れるように何かが壊れてしまいそうな気配に包まれている。
しかし、かろうじて崩れずにいられる温かみがまたそこにはあるのである。
危ういけれどきれいな空気を感じる一冊である。

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