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沈黙のパレード*東野圭吾

  • 2019/02/02(土) 20:54:38

沈黙のパレード
沈黙のパレード
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東野 圭吾
文藝春秋 (2018-10-11)
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突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。


アメリカから帰ってきた湯川先生の性格が(陽性に)変わったように見えるのは、ドラマの配役に引きずられたからだろうか。以前の湯川先生が懐かしいような気持になってしまうのは、身勝手なのだろう。今回は、事件の謎解きに協力するのを渋るどころか、むしろ警察よりも積極的に深入りしており、常に先を行ってさえいる。そして、真相がわかったと安堵する間もなく、湯川先生の新たな推理によって、眠っていた真実が掘り起こされ、なるほどと思わされるのである。物語自体は面白かったのだが、殺されるきっかけとなった被害者とその恋人の行いが、なんとも身勝手な気がして、いささかもやもや感が残るのは残念である。ただ、自分が知っていて、真実だと思っていることがすべてではない、というところには、とても納得できた。早く次の展開が知りたくてページを繰る手が止まらなかったことは確かな一冊である。

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  • From: 読書と足跡 |
  • 2019/03/17(日) 07:11:40

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