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きみの正義は 社労士のヒナコ*水生大海

  • 2019/12/19(木) 11:51:20


私はいったい、誰の味方なの?
社労士を主人公にした、究極のお仕事小説!

派遣社員から一念発起し、社労士の資格をとった朝倉雛子(まもなく28歳)。
小さな社労士事務所の一員となるが、舞い込んでくる案件は難しいものばかり。

・雇用の新ルールで有期雇用から無期雇用へ! それでも辞めさせたい経営者。
・年齢を偽って働いていた未成年の従業員が、就業中に怪我をしてしまった!
・人件費を減らすため、残業代を申請しないチェーン書店の店長。そんなのアリ?
・出張中に上司からセクハラを受けたという社員。しかし証言は食い違い……
・介護問題で時短を望むも、経営者からはアルバイトに戻ることを勧められた!

読んでいるうちにいつにまにか労働問題にも詳しくなれる!
ミステリー風味が効いたお仕事小説の傑作です。


ひよっこ社労士の朝倉雛子は、事務所では相変わらずヒヨコちゃんと呼ばれているが、仕事内容は日々難度が増している。今回も、一筋縄ではいかない案件ばかりである。無自覚な経営者や、我が道を行く経営者、労働者側にも問題が多々あり――と、八方塞がりに見える案件が目白押しだが、ひとつずつ根気よく整理整頓していけば、なんとかなるものである。ただ、そこまで行くまでに、経営者側に立つだけではなく、働く現場の人たちの現状に寄り添い、各人の背景にまで思いを致すヒナコの仕事は、一見無駄が多そうでもあるが、出来得る限り最善の解決策に着地させてしまうところが見事でもある。もう立派にひとり立ちと言っていい。次作にも大いに期待したいシリーズである。

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