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せき越えぬ*西條奈加

  • 2020/01/12(日) 07:15:59


思わぬなりゆきから箱根の関守となった若き小田原藩士・武一。彼の前には、切実な事情を抱える旅人が日々やってくる。西国へ帰る訳ありげな兄妹、江戸から夜逃げした臨月の女…やがて命を懸けて一人の男にこの国の未来を託さんとする者たちを知ったことで、武一の身にも人生最大の岐路が訪れる―!


前半は、箱根の関所越えの苦労話や、関所を守る人々の内情などで、なかなか興味深く読め、このまま進むのかと思いきや、後半は、国の行く末を憂う思想がらみの熱いストーリーが加わり、一気に熱気を帯びてくる。身分違いの友情や、お家事情も絡み、ぐいぐい惹きこまれる一冊である。

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