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背中の蜘蛛*誉田哲也

  • 2020/01/24(金) 19:01:56


東京・池袋で男の刺殺体が発見された。捜査にあたる警視庁池袋署刑事課長の本宮はある日、捜査一課長から「あること」に端を発した捜査を頼まれる。それから約半年後―。東京・新木場で爆殺傷事件が発生。再び「あること」により容疑者が浮かぶが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その唐突な容疑者の浮上に違和感を抱く。そしてもう一人、植木と同じように腑に落ちない思いを抱える警察官がいた。捜査一課の管理官になった本宮だった…。「あること」とは何なのか?池袋と新木場。二つの事件の真相を解き明かすとともに、今、この時代の警察捜査を濃密に描いた驚愕の警察小説。


一般市民には――もっと言えば一般の警察官も――知るよしのない警察の裏側を覗いているようで、わくわくさせられはするが、一方で背筋が寒くなる恐ろしさも持ち合わせている。正義という名の必要悪とどう向き合うか。それと同時に、警察の裏事情に絡めとられた人たちの人生模様にも興味が向かう。なにはともあれ、相手は様々だが、ぎりぎりのところで戦う人びとがひしめく一冊である。

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