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星の見える家*新津きよみ

  • 2020/04/13(月) 18:36:54


安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめベーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が…(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集。


表題作のほか「危険なペア」 「二度とふたたび」 「五年日記」 「約束」 「再来」 「セカンドオピニオン」

どの物語も、読み始めて間もなく、次の展開が早く知りたくてページを繰る手が止まらなくなる。題材も、ストーリーの流れも、魅力的で、著者お得意の落とし方も見事で、毎回ときめく。粗挽き胡椒のように、ピリッとした後味も愉しめる一冊である。

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