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雪の夜話*浅倉卓弥

  • 2005/04/18(月) 20:23:20

☆☆☆・・


高校生の相模和樹は、雪の降る深夜、試験勉強に飽きて煙草を買いに出て 昔遊んだ公園で白ずくめの少女に出会う。
その後の8年で、彼は進学し就職し そして職を辞して故郷の町に帰って来る。そしてまた、雪の降る深夜 白い少女と再会するのだ。

白い少女の存在は、和樹が自分の存在を想うときなくてはならないものになる。しかし少女が誰なのか、彼の想像の外に実際に存在しているのかは、はっきりとはわからない。
だが、夜の闇にも白く光って見える 少女と会う公園の世界は、降る雪を見あげる時の自分の居場所が定まらない感じとあいまって、不思議な場所へと誘ってくれる。

命とは、一回限りのものではなく、さまざまな形を借り、そこを通り過ぎてゆくものなのだ、という生命感が新鮮でもあった。



V
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Four Seasons

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[本]浅倉卓弥「雪の夜話」

雪の夜話浅倉 卓弥 / 中央公論新社冬は雪に閉ざされる街で育った和樹は、高校2年生の冬、近所の公園で白いコートを着た不思議な少女に出会う。やがて和樹は進学のため東京に出て、卒業後デザイナーとして働くが、人間関係で傷ついて育った街に戻ってくる。そして彼は、例の

  • From: Four Seasons |
  • 2006/09/05(火) 23:12:15

この記事に対するコメント

TBさせていただきました

ふらっとさん、こんにちは。
この作品は、輪廻転生につながるような死生観が印象的でした。
最初は単なるゴーストものかと思っていたのですが・・・。

PC不調、お見舞い申し上げます。
普段当たり前のように使っているPCがいざ不調になってしまうと不便ですよね。
わたしも、エラーが出るたびにびくびくしています。

  • 投稿者: tamayuraxx
  • 2006/09/05(火) 23:35:52
  • [編集]

おっしゃるとおり
輪廻転生につながる死生観と
白い雪が見事にシンクロしていて
胸にすっと染み入ってきました。

PCお見舞いありがとうございます。
おかげさまでいま、新しいPCからです。
でもまだいろんなことが慣れなくてもがいています^^;

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/09/06(水) 07:07:06
  • [編集]

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