FC2ブログ

傍聴者*折原一

  • 2021/01/25(月) 10:33:30


交際相手に金品を貢がせ、練炭自殺に見せかけて殺害した牧村花音。平凡な容姿の彼女に、なぜ男たちは騙されたのか。友人を殺されたジャーナリスト・池尻淳之介は、真相を探るべく花音に近づくが…彼女の裁判は“花音劇場”と化し、傍聴に通う女性たちは「毒っ子倶楽部」を結成。花音は果たして、毒婦か?聖女か?裁判が辿り着く驚きの結末とは。「○○者」シリーズ6年ぶりの最新刊!


何やら見覚えのあるような事件がモチーフになっているようで、前半の興味は、もっぱらどう追い込んでいくのかという点だったが、後半になると、いささか様相が変わってきて、それほど単純な事件ではないとわかってくる。それからは、一体この人の正体は?とか、この人たちの関係性は?とか、被告の花音の役割は?とか、興味の向くところが格段に増え、わくわくしながら読み進めることになる。本当に悪いのはいったい誰なのか、読めば読むほどわからなくなってくるのも事実である。闇が深すぎて、そこが見えない印象の一冊だった。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する