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じつは、わたくしこういうものです*クラフト・エヴィング商會

  • 2005/04/30(土) 20:42:51

☆☆☆☆・


18人の仕事師が、それぞれ自分の仕事についての想いを語る。
坂本真典さんの写真とともに愉しむ、大人の絵本風な一冊。

その職業とは、こんなもの。

月光密売人*秒針音楽師*果実鑑定士*三色巻紙配達人*時間管理人*チョッキ食堂*沈黙先生*選択士*地暦測量士*白シャツ工房*バリトン・カフェ*冷水塔守*ひらめきランプ交換人*二代目・アイロン・マスター*コルク・レスキュー隊*警鐘人*哲学的白紙商*シチュー当番

読んでいるうちに、ほんとうにどこかでひっそりとこんな仕事をしている人がいるかもしれない、という心持ちになってくる。どの仕事も、大げさでなく、ささやかにほのぼのとしているのが好い。そして、どの仕事師も、祖父母や両親がささやかに続けていた仕事振りを尊敬し、引き継いで続けているのが脈々と流れる誇りにつながっているように思えて胸に染みる。

巻末で、物語に登場した18人の仕事師のほんとうの名前や職業が明かされているのも不思議な面白さがある。小川洋子さんが、冷水塔守として登場しているのも興味深い。

大人の遊び心満載の一冊である。

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