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スティル・ライフ*池澤夏樹

  • 2005/06/13(月) 17:14:28

☆☆☆・・
スティル・ライフ

 新芥川賞作家登場
 静かに、叙情をたたえてしなやかに――清新な文体で、
 時空間を漂うように語りかける不思議な味。
 ニュー・ノヴェルの誕生
     (帯より)


表題作のほか ヤー・チャイカ。

1988年の出版であるが、充分に現代にも通用する。
大事を大事ともせずに淡々と静かに受け止めやり過ごす落ち着きを備えた雰囲気である。
表題作のタイトルがまさに物語の雰囲気を現わしているようだ。

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この記事に対するコメント

出だしが

すごく印象的な作品だった記憶があります。スティル・ライフ。
池澤夏樹はずっとその作品を追い続けてた作家だったんですが、『マシアス・ギリの失脚』以降、ほとんど読まなくなりました。

ちょうど今『タマリンドの木』を再読中です。

  • 投稿者: おおき
  • 2005/06/13(月) 21:56:00
  • [編集]

印象的ですね

出だし。
>この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。
>世界はきみを入れる容器ではない。

わたしはまだ池澤夏樹初心者なので
これから少しずつ読んでいきたいと思っています。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/06/14(火) 07:50:06
  • [編集]

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