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霧越邸殺人事件*綾辻行人

  • 2005/07/02(土) 21:28:20

☆☆☆・・




 信州の山深き地にひっそりと建つ、「霧越邸」と呼ばれる秘密めいた洋館が、
 この物語の舞台であり、主人公でもあります。
 人間たちはもちろんたくさん登場しますが、真の主人公はやはり
 「夢越邸」そのものの方だろう、と考えています。
 綾辻行人の代表作である、という風に云われることもしばしばあります。
 それが正しいかどうかはさておき、僕が少年時代から抱きつづけていた
 「本格ミステリ」への想いを、すべて封じ込めたような作品であることは
 間違いのないところです。
 浮世のあれこれをしばし忘れて、どっぷりと
 作品世界に浸っていただければと思います。
  (著者のことば) 

演劇集団≪暗色天幕(あんしょくテント)≫の面々が信州の山の中で突然の吹雪に阻まれ、「霧越邸」に身を寄せたことから物語ははじまる。

吹雪のため身動きが取れず、外部との連絡も不能になったいわゆる密室で、北原白秋の童謡「雨」に見立てた殺人が起こる。そして、それは連続殺人事件となるのだ。
劇団の責任者・槍中が探偵役となって事件を検証していくことになるのだが・・・。

「霧越邸」とその住人たち、そしてそこで行き会った人びととの不可思議な共時性と未来の予言。不思議なことだらけなのだが、妙に納得させられてしまう雰囲気がある。
最後に残った犯人の動機には些か首を捻らされるのだが...。

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この記事に対するコメント

犯人は簡単にわかっちゃったし、たいした意外性もなく、これはつまらなかったなあ。

  • 投稿者: 記憶喪失した男
  • 2008/10/21(火) 18:36:47
  • [編集]

わたしも☆三つでした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2008/10/21(火) 19:04:16
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