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十角館の殺人*綾辻行人

  • 2005/07/09(土) 10:57:38

☆☆☆・・




 ミステリを書く人間というのは、悪戯好きの子供です。
 少なくとも、僕の場合は間違いなくそうです。
 フェア、アンフェアすれすれのところで、いかにして読み手を「騙す」か、
 そんなことばかり考えて悦に入っています。
 だから、出来上がった作品を人に差し出すのは、いつも、おずおずと、です。
 そして、物陰からこっそりと、その反応を窺います。
 この気分、たまりません。
          (著者のことば)

 奇怪な四重殺人が起こった孤島を、ミステリ研のメンバー七人が訪れた時、
 十角館に連続殺人の罠は既に準備されていた。
 予告通り次々に殺される仲間。犯人はメンバーの一人か!?
 終幕近くのたった“一行”が未曾有の世界に読者を誘いこむ、島田荘司氏絶賛の本格推理。
 まだあった大トリック、比類なきこの香気!
      (文庫裏表紙より)


後に中村清司の館シリーズとなる第一作目であり、著者にとっても最初の一冊である。
からくり好きな中村清司の設計による十角館という場所ならではのトリックであり、読者は初めからそこに現われるからくりを期待して読むことになるのだが、期待を裏切らず、十角館に頼るだけではないトリックにさらに驚かされることになる。
ミステリ研の部員、しかも稀代の名探偵の名をニックネームに持つという設定こそが、そもそも読者の目を欺く大トリックと言えるだろう。



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ミステリーマニア

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十角館の殺人

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー

  • From: ミステリーマニア |
  • 2006/11/29(水) 09:13:23

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  • 投稿者: -
  • 2005/07/10(日) 03:20:09
  • [編集]

おれは犯人はヴァン・ダインだと思って読んでました。本当です。

  • 投稿者: 記憶喪失した男
  • 2008/10/21(火) 18:35:18
  • [編集]

これもうろ覚えですけれど
自分が疑った人物が殺されてしまったりして
やはりなかなか見抜けなかった憶えがあります。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2008/10/21(火) 19:01:22
  • [編集]

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