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記憶の小瓶*高楼方子

  • 2005/07/31(日) 17:14:56

☆☆☆☆・



2002年4月から一年間『月間クーヨン』に連載されたエッセイに書き下ろし三作を加えたエッセイ集。

幼いころの記憶の欠片が、色や風景や声や姿などを介して繋ぎ合わされ 言葉にして表わされている。
かなり幼いころの記憶までもが、断片的なあれこれを繋ぎ合わせるうちに 鮮やかな物語となって蘇えるような気がする。

 人の幼少期の話は、
 自分の幼少期の記憶を呼び覚まします。
 この極私的な回顧話に意味があるとすれば、
 その一点に尽きるでしょう。


と、冒頭に書かれているように。
暮らした地域は違うが、同年代の私にも、≪あのころ≫が蘇えってくるのだった。
言えなかったこと、言わなかったこと、自分に禁じていたこと、幼いながらに律していたこと、訝っていたこと...。
幼い記憶が、ただ無邪気に幼いだけではないことをふっと思い出させてくれた。



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今日何読んだ?どうだった??

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「記憶の小瓶」 高楼方子

記憶の小瓶posted with 簡単リンクくん at 2006. 7.15高楼 方子著クレヨンハウス (2004.9)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2006/07/18(火) 20:46:47

この記事に対するコメント

いい話でしたね。同年代じゃないわたしにもあのころが蘇りました。団地に暮らしたのが一時期だけだったっていうのも似ていたからか,出たあとのよそよそしさなどくっきり思い出しました。

  • 投稿者: まみみっくす
  • 2006/07/18(火) 20:48:25
  • [編集]

記憶が蘇えるきっかけは
なにも特別なものではなくて
ほんの些細なことなんですよね。
記憶の不思議さを思わされもしました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/07/18(火) 20:56:42
  • [編集]

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