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青空の卵*坂木司

  • 2005/08/01(月) 20:43:03

☆☆☆・・

青空の卵 青空の卵
坂木 司 (2002/05)
東京創元社

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 僕は坂木司。外資系の保険会社に勤務している。
 友人の鳥井真一はひきこもりだ。プログラマーを職とし、料理が得意で、
 口にするものは何でも自分で作ってしまう――それもプロ顔負けの包丁さばきで。
 要するに外界との接触を絶って暮らしている鳥井を、何とか社会に引っ張り出したい、
 と僕は日夜奮闘している。そんな僕が街で出合った気になること、不思議なことを
 鳥井の許に持ち込み、その並外れた観察眼と推理力によって
 縺れた糸を解きほぐしてもらうたびに、友人の世界は少しずつ、でも確実に
 外に向かってひろがっていくのだった・・・・・!?
 気鋭の新人による書き下ろし連作推理短編集。
      (見返しより)


著者がモデルかどうかは定かではないが、同名の坂木司が主人公である。
鳥井真一とは中学時代からの友人であり、いまや、互いになくてはならない存在なのだ。
彼らが親友同士というものになった経緯からしてありふれてはいないのだが、大人になってからの関係もそれから引き続いて一般的ではない。
けれども、とても純粋で確かな関係なのだ。妬けちゃうくらい。
そして、ひきこもりの鳥井の見事な推理と洞察力は、坂木が持ち込む日常の謎をいともあっさりと解き明かしてしまう。
鳥井と坂木の二人きりの閉ざされた関係と、彼らそれぞれの魅力と、周りに集まってくる人たちの魅力とが撚り合わされて素敵な人間関係が繋がっていくのとが 対照的なのにとても自然で、それがまた物語の面白さに繋がっているのかもしれない。




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青空の卵 [坂木司]

青空の卵坂木 司 東京創元社 2006-02-23僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。

  • From: + ChiekoaLibrary + |
  • 2007/04/12(木) 18:27:14

この記事に対するコメント

あぁ、そう、まさに「純粋」という感じでした。このご時世に…こんなふうな結びつき、感動してしまいます。胸が痛いですが…シリーズの先も、引き続き読んでいきたいと思います!

  • 投稿者: chiekoa
  • 2007/04/12(木) 18:28:19
  • [編集]

つづくシリーズで
二人の関係がどうなっていくのか
じっくり愉しんでくださいね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/04/12(木) 18:49:14
  • [編集]

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