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死神の精度*伊坂幸太郎

  • 2005/08/19(金) 13:26:13

☆☆☆☆・



 俺が仕事をするといつも降るんだ
 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語
    (帯より)


これぞ究極の≪神様のレシピ≫。神様は神様でも死神だが。
千葉と言う名を与えられ、対象者――一週間以内に死ぬ者――に合わせてさまざまな年齢で姿を現わす死神。
7日間 対象者を観察し、「可」か「見送り」かの判断を下すのが仕事だ。
どうせ「可」にすると決まっているのだからと、さっさと「可」の報告を出してしまう同僚もいるが、彼は真面目にきっちり7日間観察する主義である。

対象者たちは、偶然千葉が扱うことになった人たちなのだが、まんざら無縁ではないことが最後の最後にほのめかされていて、それは本当の≪神様のレシピ≫なのだと思わされる。

それにしても、≪死神の精度≫とはよく言ったものだと思う。
千葉は、決して非人間的だったり冷酷非情だったりするわけではないのだが、やはり人間とはまったく異なったものなのだ。激したり 必要以上に感情移入したりすることもなく、与えられた仕事をこなしてあとを引かないのだ。
死神としての千葉の精度は高いと言ってもいいのだろう か。

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死神の精度 伊坂幸太郎

死神の精度伊坂 幸太郎 文藝春秋 2005-06-28by G-Tools連作短編集。読みやすいけれど、軽い本ではありません。なにせテーマは「死」で、主人公は「死神」ですから。今回もキャラクター造詣が面白いです。主役の死神・千葉は黒いマントも着ていないし、鎌も持っていません。

  • From: IN MY BOOK by ゆうき |
  • 2005/08/20(土) 00:51:29

死神の精度

 “死神の精度” 伊坂幸太郎 著 伊坂幸太郎作品、初挑戦である。こんなにもメジャーなのに。読みたいと思っていて、購入済みの物も有るのにだ。読みた過ぎる時に、時間が無くてタイミングを逃すと、良くこうなってしまう。何故か?と言えば、どうしても、最善の時に読みた

  • From: slowly but surely |
  • 2005/08/23(火) 01:39:28

死神の精度 [伊坂幸太郎]

死神の精度伊坂 幸太郎文藝春秋 2005-06-28短編集のような連作小説のような、この物語たちの主人公は「死神」。彼らの仕事は、一週間後に死ぬ予定になっている人間について調査し、その死が「可」なのか「見送り」なのかを報告すること。調査のために彼らは対象となる人間の

  • From: + ChiekoaLibrary + |
  • 2005/08/23(火) 11:26:11

「死神の精度」伊坂幸太郎

死神の精度発売元: 文藝春秋価格: ¥ 1,500発売日: 2005/06/28売上ランキング: 981おすすめ度 posted with Socialtunes at 2005/12/30最近本の感想といいつつネタくってばかりやけど、この本を読んでいて、なんとなく浮かんできた妄想を披露。ある日いつもの図書館で。本を

  • From: 本を読む女。改訂版 |
  • 2005/12/31(土) 04:10:21

死神の精度

死神の精度posted with 簡単リンクくん at 2005.12.23伊坂 幸太郎著文芸春秋 (2005.6)オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る この本を手に取ると割と薄いんです。でもページ数は275ページ、本文の紙も、表紙の紙も通常よりかなり薄くて、この本ってシャープな感じの作り

  • From: ついてる日記 |
  • 2006/01/01(日) 14:47:28

死神の精度、伊坂幸太郎

写真は藤里一郎。表題作で、第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞。「2006年度版このミステリーがすごい!」の国内編第12位を獲得。情報部からのわずかな情報をもとに、

  • From: 粋な提案 |
  • 2006/05/30(火) 13:58:25

伊坂幸太郎【死神の精度】

彼が仕事をするときは必ず雨が降る。仕事の合間にCDショップへ行き、試聴機で大好きな音楽を聴く。 対象者を一週間のあいだ調査し、その死...

  • From: ぱんどらの本箱 |
  • 2008/02/27(水) 11:06:11

この記事に対するコメント

はじめまして。
TBさせて頂きました。
千葉の仕事に対する『精度』、本当に高いですよね!

  • 投稿者: romi
  • 2005/08/23(火) 01:41:46
  • [編集]

どうぞよろしく♪

TB&コメント ありがとうございます。
伊坂作品との出会い
わたしは『重力ピエロ』でした。
romiさんは、これで伊坂さんの魅力にはまったのではないですか?

これからもどうぞよろしくお願いします。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/08/23(火) 07:26:32
  • [編集]

確かに、このタイトルも秀逸ですね…。
ふらっとさんのレビューを読んであらためて思いました!

  • 投稿者: chiekoa
  • 2005/08/23(火) 11:26:51
  • [編集]

精度

精度の低い死神に担当されたら
人生の最期が支離滅裂になりそうですね。
でも、伊坂さんは人間なのに
人間界とまったく異なる感情の流れを描くのはストレスにならなかったのかしら。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/08/23(火) 12:55:33
  • [編集]

はじめまして

ふらっとさん☆はじめまして

わたしは「チルドレン」から読み始めて、伊坂ワールドにすっかりはまってしまいました。
新作も出てるし、これからも楽しませてもらいます。
どうぞ、よろしくお願いします。

  • 投稿者: Roko
  • 2006/01/01(日) 14:53:16
  • [編集]

どうぞよろしく♪

伊坂さん
まだまだきっとこれから
いろんな引出しを開けて見せてくれるのでしょうね。
『魔王』ではちょっと違う面をみられて
また違うたのしみができました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/01/01(日) 17:38:12
  • [編集]

すばやいトラバ、ありがとうございました。
またびっくりしました(笑)。
ふらっとさんに気にかけてもらえると、うれしくて、勇気づけられている気がします。

見送ったのは最初の一人だけという、千葉さんの高い精度と、
最後の話へのつながりが見事でした。
クールな語りなのに、会話はちょっと変で笑えました。
まだ読めてない伊坂さんの本は多いので、次も楽しみです。

  • 投稿者: 藍色
  • 2006/05/30(火) 13:54:16
  • [編集]

そんなにすばやかったですか?ふふ。
ちょうどタイミングがよかったんですね~。

伊坂さん
どんどん引出しが増えているようで
次はどんな作風のもの?と
愉しみになりますね。

『終末のフール』
なかなか図書館の順番が回ってきません。
早く読みたいのに。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/05/30(火) 18:21:47
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