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なかよし小鳩組*荻原浩

  • 2005/09/06(火) 13:00:28

☆☆☆・・



『オロロ畑でつかまえて』に続くユニバーサル広告社シリーズ。
今回社の存亡を賭けて引き受けたのは小鳩組のCI。
CIとはコーポレート・アイデンティティ=企業イメージ統合戦略。要するに、会社のシンボルマークや社名ロゴ、スローガン、時には社名そのものまで作り替える一連の活動のことである。
まことにめでたしめでたしなのだが、唯一問題は、この小鳩組がとんでもなくハードな組だということなのだった。
タイトルと表紙に騙されてほんわかとした物語だと思ったら大間違いなのだ。
判りやすいキャラクターが次々と出てきて笑っちゃうくらい愉しめるのだが、それでももしかするとユニークさという点に於いて、ユニバーサル広告社の面々にはかなわないかもしれない。自分の姓が厭で早く結婚したがっている猪熊嬢の素性がわかったり、それに関わるお約束のような小鳩組の態度にちょっぴりだけスカッとしたりしながら、物語は進む。多分に教訓的な事柄も織り込まれていたりもするのだが、そんな風に読まれることは著者もきっと期待していないのだろう。荻原浩という作家は、シリアスを笑いに包んで妙である。

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再掲 ◎◎「なかよし小鳩組」 荻原浩 集英社  1,700円 1998/10

本を読んで、"本のことども"なんてコーナーで紹介し、その際に評価◎◎をつけたからといって、評者自身その本を読みながら、最初から最後まで"凄いすごい、これ、面白い、傑作だ!"と思って読んでいるわけではない。導入部でその設定をつかむまで苦しみ

  • From: 「本のことども」by聖月 |
  • 2005/09/07(水) 18:38:47

荻原浩のことども

◎◎ 『なかよし小鳩組』  ◎ 『ハードボイルド・エッグ』 既読書評なしm(__)m   ○ 『噂』  ▲ 『誘拐ラプソディー』 既読書評なしm(__)m   ○ 『メリーゴーランド』◎◎ 『僕たちの戦争』  ○ 『明日の記憶』

  • From: 「本のことども」by聖月 |
  • 2005/09/07(水) 18:39:40

「なかよし小鳩組」荻原浩

なかよし小鳩組posted with 簡単リンクくん at 2005. 7.19荻原 浩集英社 (2003.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る「オロロ畑でつかまえて」に続く、ユニバーサル広告社シリーズ?第2弾。広告会社ですから、のっけから結婚式場のコピーが

  • From: 本を読む女。改訂版 |
  • 2005/09/08(木) 11:40:33

なかよし小鳩組 [荻原浩]

なかよし小鳩組荻原 浩 集英社 2003-03倒産寸前の広告代理店・ユニバーサル広告社に舞いこんだ大仕事は「ヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略」!やめるにやめられず引き受けるハメになったコピーライター杉山ですが、そんな中、別居中の娘まで転がりこんできててんやわんやに

  • From: + ChiekoaLibrary + |
  • 2005/09/08(木) 12:50:34

「なかよし小鳩組」 荻原浩

荻原 浩 なかよし小鳩組 「オロロ畑でつかまえて 」(以下、「オロロ」)の荻原氏2冊目。「なかよし小鳩組」(以下、「小鳩」)読了です。ユニバーサル広告社の面々がまたもや活躍する続編的物語です。これはヨイです。オロロも面白かったのですが、小

  • From: 流石奇屋~書評の間 |
  • 2005/09/11(日) 21:15:31

なかよし小鳩組    ~荻原 浩~

「オロロ畑でつかまえて」の続編。倒産寸前のユニーバーサル広告社に舞い込んだ仕事はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略。例のごとくちょいいい加減な社長石井をはじめ社員杉山に村崎、そしてバイトの猪熊のユ

  • From: My Favorite Books |
  • 2006/07/10(月) 21:23:19

(書評)なかよし小鳩組

著者:荻原浩 なかよし小鳩組価格:¥ 700(税込)発売日:2003-03 相変

  • From: たこの感想文 |
  • 2006/08/16(水) 17:26:04

「なかよし小鳩組」(荻原浩著)

 今回は 「なかよし小鳩組」 荻原 浩著 です。この本はユニバーサル広告社のシリーズの第2作ですね。

  • From: たりぃの読書三昧な日々 |
  • 2006/08/22(火) 21:07:00

なかよし小鳩組

********************************************************************** 倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。 ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略という とんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチの

  • From: 気楽に♪気ままに♪のんびりと♪ |
  • 2006/11/14(火) 15:03:27

加納朋子「少年少女飛行倶楽部」

加納朋子著 「少年少女飛行倶楽部」を読む。 このフレーズにシビれた。  大人は常に子供を支配し、コントロールしたがっていて、名付けとはその支配の第一歩なのだと聞いたことがある。読めなかったり風変わりだったり凝り過ぎていたりする名前ほど、その支配力が強いこ?...

  • From: ご本といえばblog |
  • 2010/05/13(木) 08:25:50

この記事に対するコメント

このシリーズはよかったです~!荻原さんは、なんか私の中ではまだつかみきれない感じ…。

  • 投稿者: chiekoa
  • 2005/09/08(木) 12:51:27
  • [編集]

多重人格?

わたしもまだつかめません@荻原さん
いろんな顔を持っていらして
次はどんな面を見せてくれるのかしら?
とたのしみです。

ユニバーサル広告社シリーズは
きっとまだ続くでしょうね。
次々と主役を変えて。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/09/08(木) 12:54:31
  • [編集]

TBさせていただきます。

はじめまして。
私も荻原氏にはちょっとはまってしまいそうです。
これからもよろしくお願いいたします。

  • 投稿者: 流石奇屋ヒット
  • 2005/09/11(日) 21:24:00
  • [編集]

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