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震度0*横山秀夫

  • 2005/09/12(月) 07:06:02

☆☆☆・・



 警察小説はここまで進化した!
 大震災の朝、一人の県警幹部が失踪した。
 蒸発か?事件か?錯綜する思惑と利害、保身と野心、
 激しい内部抗争を背景に、N県警幹部6人の゛密室劇"の幕が開く・・・・・

                                (帯より)


誰とも深く関わらず、内面が読めない男・不破。県警N署の人事構想を練り上げたある日、突然姿を消す。奇しくも阪神淡路大震災の起こった朝だった。
不倫相手と逃げたのか、事件に巻き込まれたのか、あるいはもしかして・・・・・。N署の6人の幹部はそれぞれの思惑で思案をめぐらし、少しでも自分に有利になる道を探る。
阪神大震災の現場状況を映すテレビの画面を視野に入れつつも、保身に汲々とする幹部等の姿を描くことで、彼等の人間としての器の小ささを 著者は表わしたかったのかもしれないが、果たしてそれが阪神淡路大震災である必要性があったのだろうか、と被災者の方々のことを想うと腑に落ちない面もあった。
しかし、家族までもを含む警察という巨大機構の内部の表面とは真逆のおどろおどろしさには今回も溜息を禁じ得なかった。

 
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本を読んだら・・・byゆうき
粋な提案
しんちゃんの買い物帳

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「震度0」(横山秀夫著)

 今回は 「

  • From: たりぃの読書三昧な日々 |
  • 2005/10/26(水) 20:37:35

▲ 震度0 横山秀夫

震度0横山 秀夫 朝日新聞社 2005-07-15by G-Tools , 2006/04/19阪神大震災のおこった日のこと。N県警では1人の幹部が失踪しました。なぜ彼は消えてしまったのか、生きているのか、死んでいるのか。なにもわからないまま、N県警幹部6人は、この不祥事を隠蔽しようとしま

  • From: IN MY BOOK by ゆうき |
  • 2006/04/20(木) 08:07:47

震度0(ゼロ)、横山秀夫

装幀は井上則人。「陰の季節」で松本清張賞、「動機」で日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞。主な作品「半落ち」「クライマーズ・ハイ」「出口のない海」「ルパンの消息」など。小説トリッパー2002年夏季号から冬期号、

  • From: 粋な提案 |
  • 2006/07/21(金) 14:46:58

「震度0」横山秀夫

震度0(2005/07/15)横山 秀夫商品詳細を見る 阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望...

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2008/05/24(土) 23:28:13

この記事に対するコメント

ああ、そうですね。
被災者の方たちのことは、私も忘れていました。
これを読んだら、かなり嫌な気分なんじゃないかなあ。
読まないで欲しいですね。

  • 投稿者: ゆうき
  • 2006/04/20(木) 08:08:52
  • [編集]

阪神淡路大震災とシンクロさせることで
切迫感を煽りたかったのだろうとは思うのだけれど
それでもやはりねぇ・・・・・。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/04/20(木) 20:52:03
  • [編集]

警務課長不在の重要性を伝えるのに、阪神淡路大震災を持ってきたのは、私も抵抗がありました。
これ以外の方法で、読者にわからせるようにしてほしかった、と思います。

  • 投稿者: 藍色
  • 2006/07/21(金) 14:46:49
  • [編集]

書き手が横山さんだからこそ
純粋に小説であって欲しいと思ってしまいます。
事実は小説より・・・・・なんて恐ろしすぎます。

映像で見せられたら
警察内部の緊迫感を煽るのに効果的かもしれないけれど
ちょっと利用した感が無きにしも非ずで
マイナスポイントでした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/07/21(金) 18:33:15
  • [編集]

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