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自転車少年記*竹内真

  • 2005/09/19(月) 21:37:13

☆☆☆・・



昇平と草太の爽やか少年・青春物語である。
4歳の昇平は、自転車に乗れるようになった日に、勢い余って急坂を滑り降り、坂の下の草太の家の生垣に突っ込み 庭に投げ出される。
そして、庭で遊んでいた同い年の草太と隣りのひとつ年上の奏ちゃんに出会うことになる。すべての物語はここからはじまったのだった。
無口で物静かな草太。人懐っこく誰にでも好かれる昇平。まったく違う性格の二人が、自転車を介して繋がりを深めるのだが、自転車に対する関わり方はまたそれぞれなのである。
たぶんお互いに尊敬し憧れ、負けまいと思い、相手の喜びを喜びながら、時には共に、また時には離れて成長してゆく。
二人の人生にとって自転車は切り離せない存在であり、何かを決めるときには必ず自転車に乗っていたのだ。
歩く道や出会う人は違っても、自転車に乗っている限り帰る場所は同じなのだろう。
風ヶ丘のあの急な坂道が、いつでも二人の帰る場所なのだ。
彼等は、共にときを過ごす周りの人たちをも巻き込んで静かに熱く 自転車の上でものを思い決断をしながらこれからも生きていくのだろう。



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自転車少年記

自転車少年記/竹内真発売元: 新潮社価格: ¥ 1,995発売日: 2004/05/25売上ランキング: 7,957posted with Socialtunes at 2005/10/15五つ星を乱発しているような気がしないでもないがまあ仕方がない。この手の作品には弱いのだ。昇平と草太は4歳のときからの幼馴染み。出

  • From: 雑食レビュー |
  • 2005/10/16(日) 23:25:50

「自転車少年記」竹内真

自転車少年記―あの風の中へ竹内 真 (2006/10)新潮社 この商品の詳細を見る単行本の構想を元に新たに書き下ろされた本だってさ。単行本の前半部分を削り、終章のあとの物語を追加されているそうです。それと昇平の視線で

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2007/06/02(土) 18:11:41

この記事に対するコメント

こんにちはー。
文庫版の方を読みました。
単行本とは別物みたいですけど、TBさせて貰いまーす。

  • 投稿者: しんちゃん
  • 2007/06/02(土) 18:15:11
  • [編集]

昇平と草太のその後も気になります。
文庫もよんでみなくちゃ!ですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/06/02(土) 20:53:35
  • [編集]

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