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かたみ歌*朱川湊人

  • 2005/12/09(金) 17:52:08

☆☆☆☆・



 忘れてしまってはいませんか?
 あの日、あの場所、あの人の、
 かけがえのない思い出を。

 東京・下町にあるアカシア商店街、ある時はラーメン屋の前で、
 またあるときは古本屋の片隅で――。
 ちょっと不思議な出来事が、傷ついた人々の心を優しく包んでいく。
 懐かしいメロディと共に、ノスタルジックに展開する七つの奇蹟の物語。

                               (帯より)

七つの連作短編集。

古いレコード店から そのときでさえナツメロと呼んでもいいような「アカシアの雨がやむとき」の曲が流れるアカシア商店街。そのなかの≪幸子書房≫という古本屋の芥川龍之介似の主。商店街から程近い覚智寺というあの世と繋がる場所があるという噂の寺。
そんなあれこれが時を追い語り手を替えて七つの出来事をつなぐのである。
昔からそれぞれが 一見無関係のようにこの町でそれぞれの暮らしを積み重ね、それぞれの想いを積み重ねてきた。そんなちいさな町で起こった出来事が 不思議な何かによって結び合わされ最後の章でパズルのピースがカチリとはまるように腑に落ちるのである。
人の(えにし)というものを思わされてあたたかい。

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かたみ歌/朱川湊人

舞台は東京の下町・アカシア商店街。そこに存在する古本屋<幸子書房>を中心にして紡がれる、不思議で少し悲しい物語。本作は「花まんま」と同じ下町をベースに据え、舞台を東京に変えて描かれた物語です。一応連作短編と呼べるかもしれませんが、短編一つ一

  • From: ホトケの読了book  南無阿弥陀仏 |
  • 2006/01/08(日) 15:32:17

この記事に対するコメント

はじめまして

TBさせていただきました。
確かに読むとあたたかさを感じる作品でした。

  • 投稿者: モーラ
  • 2006/01/08(日) 15:33:38
  • [編集]

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