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迷路館の殺人*綾辻行人

  • 2006/02/07(火) 08:59:13

☆☆☆・・



複雑な迷路をその懐に抱く地下の館「迷路館」。集まった四人の推理作家たちが、この館を舞台に小説を書き始めた時、惨劇の幕は切って落とされた!
密室と化した館の中で起こる連続殺人。真犯人は誰か?

随所に散りばめられた伏線。破天荒な逆転につぐ逆転。作中作『迷路館の殺人・・・・・・』が畏怖すべき真相を晒した後、さらに綾辻行人が仕掛けた途方もない二つの罠!
  ――文庫裏表紙より


迷路館というタイトルだからというわけではないのだろうが 迷路のように入り組んだ作りの作品である。
講談社から出版された『迷路館の殺人』という綾辻行人著の小説の中にもうひとつ稀譚社から出版されたとされる鹿谷門実著の『迷路館の殺人』が入り込み――しかも、鹿谷門実著の『迷路館の殺人』方が本書に占める割合が大きい――さらにその中で四人の小説家に探偵小説を書かせようという趣向なのである。加えてその舞台は、健康を害し 自らの創作にも行き詰まりを感じて引退宣言をした小説家・宮垣葉太郎の居である迷路館であった。

まず初めに読んでしまったあとがきにも、伏線が随所に張られていることが明言されているにもかかわらず――明言されているからこそかもしれないが――、やはり騙されてしまった。思い込みは恐ろしい。
そして、やっと真犯人に到達したと ほっとしたにもかかわらず、最後の最後でまたもや覆されるのである。まさに裏切られどおしの一冊だった。

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この記事に対するコメント

読み終わった最後のどんでん返しには、おれも驚愕でした。
トリックわからねえ。

  • 投稿者: 記憶喪失した男
  • 2008/10/21(火) 18:33:13
  • [編集]

どんでん返しがラストに控えていると
ついうれしくなってしまいます。
騙されて喜ぶのは、ミステリくらいですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2008/10/21(火) 18:56:01
  • [編集]

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