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水車館の殺人*綾辻行人

  • 2006/02/21(火) 17:16:33

☆☆☆・・



古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く!
密室から男が消失したことと、一年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?
脅威の仕掛けをひそませた野心作。
  ――文庫裏表紙より


中村清司の手に成る館シリーズの第2弾。
過去とされる1985年と、現在とされる1986年を行ったり来たりしながら物語は進む。
過去に水車館で起こった事件と、現在の水車館で起こりつつある事件とは関連があるのだろうか。あるとしたらどんな?
からくりを好んで造ったという中村清司の手に成る館が舞台である故に起こり、過去から現在までその謎を潜ませつづけたとも言える殺人事件の数々である。
1985年と1986年の同日、嵐といい雷といいあまりにも似通った条件なので、ふっとどちらの事件を目にしているのか判らなくなる瞬間があり、それが益々思考を迷路の中に迷い込ませるのである。
焼却炉の前に薬指が落ちていたところで、うっすらと気づいたような気がするのは謎が解かれたからだろうか。

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この記事に対するコメント

この密室トリックは面白かったですね。トリック当てましたよ、おれ。

  • 投稿者: 記憶喪失した男
  • 2008/10/21(火) 18:30:25
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細かいところはすっかり忘れてしまったけれど
綾辻さんなので、当然あちこちに張り巡らされている伏線を探りながら読み進むのに
すぅっと通り過ぎてしまうことが多くて、なかなか見破ることができません。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2008/10/21(火) 18:54:29
  • [編集]

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