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楽園のしっぽ*村山由佳

  • 2006/04/08(土) 17:13:11

☆☆☆・・



季節の約束ごと、肩書きなど無縁の動物たち。
大自然に囲まれた農場暮らしは、人を謙虚に、自由にしてくれる!
楽園の土の上から寄せられる、優しくつよいメッセージ、全50篇。

土と風と太陽、そして愛する動物たち

しっぽのある仲間、ない仲間、
そしてそれをとりまくすべての命にとって、
ここが楽園でありますように――

房総の丘の上、馬と犬と猫、鶏、うさぎに囲まれた自給自足の生活。
「憧れの田舎暮らし」を実現させて十余年、
自然と向き合う日々は・・・・・じつは結構ツライ。
容赦ない気候、終わりなき農作業、作物の病害虫、人の都合などお構いなしの動物たち。でも生きものとして真っ当に日々を過ごせる、ここが私にとっての「楽園」なのだ――。
  ――帯より


「主人」という呼ばれ方を好まないため「相方」と呼ばれているしっぽのない仲間や種類も大きさもさまざまなしっぽのある仲間たちとの関係、そして 抗うことのできない なにか大きなもの としての自然との関係が、辛いこと愉しいこといろいろ含めてしあわせで仕方がないという感じで描かれていて、読み手までも満ち足りた心地にしてくれる。
著者自身の手に成る 巻頭の「楽園アルバム」に登場する動物たちの写真からさえもその信頼関係が滲み出しているようだ。



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本の虫

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村山由佳「楽園のしっぽ」(文藝春秋)

 「楽園のしっぽ」を読了。鴨川での農場生活を面白おかしく伝えているが、通底しているのは「生命の尊厳」や「自然への畏敬」だったりする。

  • From: 本の虫 |
  • 2006/11/24(金) 17:20:23

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