FC2ブログ

まほろ駅前多田便利軒*三浦しをん

  • 2006/04/20(木) 12:41:31

☆☆☆☆・



「犯罪に加担しているやつを見かけたら、おまえどうする」
「放っとく」

東京の外れに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人はなにをもちこんでくるのか。

お困りの節はお電話ください。
多田・行天コンビが迅速に解決いたします。

ペットの世話・塾の送り迎え代行・納屋の整理・恋人のふりetc.――
そんな仕事のはずだった。

痛快でやがて熱く胸に迫る“あなたの街の”便利屋物語
  ――帯より


「多田便利軒」である。
もともとは多田が一人で細々と、けれど着実に信用を得て営んでいたのだった。
そんなある日、仕事先の家の前のバス停でその男・行天に出会ってしまったのだ。
行天は多田の高校の同級生だったが ほとんど誰とも口を利かない変わったやつだったのだ。
泊まるところがないという行天を成り行きで泊めてやったのがそもそもの始まりだった。以後、仲がいいのか悪いのか判らないこのコンビは、なんとなく一緒に便利屋稼業を続けていく。

行天にとてつもないさみしさを感じながら読み進んだのだが、実は芯のところで凍えるようにさみしいのは多田の方だったのかもしれない。
いままでも、いまも、これからも、見かけは円満とは言えない関係のまま 彼らはお互いを深く必要とし、さらりと欠けた部分を埋めあいながら生きていくのだろう。

ところで、読む前に「まほろ市」という名前から漠然と奥多摩辺りを想像していたのだが、読んでみればこれはもう間違えようもなく町田ですね。JR八王子線と私鉄のハコキューが交わるところ。多田便利軒、探してみたくなります。

V
V

TB
+ChiekoaLibrary+
おいしい本箱
ぱんどら日記@妄想キャスティング
今日何読んだ?どうだった??
<花>の本と映画の感想
Four Seasons
本を読んだら・・・byゆうき
粋な提案
ついてる日記Ⅱ
AOCHAN-blog
とんとん・にっき
miyukichin’mu*me*mo*

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まほろ駅前多田便利軒 [三浦 しをん]

まほろ駅前多田便利軒三浦 しをん 文藝春秋 2006-03東京のはずれ、まほろ市の駅前にある便利屋「多田便利軒」。なんでも屋として働く多田が、ある日バス停で出会った男は高校時代の同級生・行天。居候としてすっかり居座ってしまった行天と多田のコンビが繰り広げる物語。

  • From: + ChiekoaLibrary + |
  • 2006/04/24(月) 17:20:47

妄想キャスティング――三浦しをん【まほろ駅前多田便利軒】

これはもう妄想読書人ぱんどらのためにあるような小説。脳内DVDぐるんぐるん。なんでも請け負う「便利屋さん」の話。「便利軒」だからといってラーメン屋ではない。探偵とは違

  • From: ぱんどら日記 |
  • 2006/06/11(日) 14:23:23

「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.11三浦 しをん著文芸春秋 (2006.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2006/06/13(火) 21:29:32

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒三浦しをん 文藝春秋 2006年3月 まほろ市で便利屋の仕事をする多田啓介は、仕事の帰り、バス停で偶然高校の同級生行天春彦に出会うが、行く当てのない行天は、多田の仕事場に居候する。二人は仕事であずかった犬のチワワから、騒動に巻き

  • From: <花>の本と映画の感想 |
  • 2006/06/26(月) 19:31:46

[本]三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

さて、もう1冊の直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」です。これも実は受賞決定前に読了済み。タイムラグが・・・まほろ駅前多田便利軒三浦 しをん / 文藝春秋神奈川県との県境に位置する〈東京都まほろ市〉の駅前に、法律の範囲内のことなら何でも引き受ける便利屋を構え

  • From: Four Seasons |
  • 2006/07/16(日) 21:01:28

● まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒三浦 しをん文藝春秋 2006-03だいぶ前(とはいえ、直木賞受賞決定後ですが)に読んで、感想も書いたのに、UPするのを忘れていました。古い文章になりましたがそのままあげちゃいます。季節ものは、季節ものである時の感想と、ブームが去った後、1人

  • From: 本を読んだら・・・by ゆうき |
  • 2006/09/09(土) 13:06:18

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒posted with amazlet on 06.09.

  • From: ついてる日記? |
  • 2006/09/18(月) 20:30:10

まほろ駅前多田便利軒、三浦しをん

表紙写真は前康輔。本文イラストは下村富美。装幀は大久保明子。2000年「格闘するものに○」でデビュー。主な作品「私が語り始めた彼は」「極め道」「夢のような幸福」「人生激場」「むかしのはなし」「ロマンス小説

  • From: 粋な提案 |
  • 2006/09/19(火) 01:49:31

「まほろ駅前多田便利軒」

第135回直木賞を受賞した「まほろ駅前多田便利軒」を読破。著者の三浦しをんさんの名前は以前より存じ上げていたが、その作品を読んだのは今回が初めて。カバーのデザインといい、本文イラスト(漫画家の下村富美さんが担当。)といい、全体的に御洒落な感じが漂う単行本

  • From: ば○こう○ちの納得いかないコーナー |
  • 2006/09/20(水) 02:06:08

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん

タイトル:まほろ駅前多田便利軒著者  :三浦しをん出版社 :文藝春秋読書期間:2006/09/12 - 2006/09/14お勧め度:★★★[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんで

  • From: AOCHAN-Blog |
  • 2006/10/02(月) 22:30:25

【まほろ駅前多田便利軒】 三浦しをん

===== まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん 文藝春秋社 =====まほろ駅前で便利屋を営む孤独な男の物語。ひょんなことから高校時代の同級生、行天と再会するところから物語は始まる。主人公、多田は過去の結婚生活に傷つき、これ以上傷つくことを恐れるかのように、ひっそりと

  • From: ぞうの耳 -本に埋もれて暮らしたい- |
  • 2006/12/05(火) 14:59:34

三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」を読む!

三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」は、第135回直木賞受賞作です。直木賞発表時に、2006年9月号の「オール讀物」誌上でその一部を読みました。「オール讀物」の都合上、「まほろ駅前多田便利軒」は6篇中2篇が掲載されていたものでしたが、今回、ブックオフで購入して

  • From: とんとん・にっき |
  • 2007/05/23(水) 17:34:42

まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん [Book]

 三浦しをん:著 『まほろ駅前多田便利軒』 まほろ駅前多田便利軒三浦 しをん文藝春秋このアイテムの詳細を見る 2006年上半期の直木賞受賞作です。 この後書かれた受賞第1作 「風が強く吹いている」を このあいだ先に読んでしまい、 これがまた文句ナシにおもしろか

  • From: miyukichin’mu*me*mo* |
  • 2007/07/20(金) 02:02:03

この記事に対するコメント

これは間違いなく町田でしょう!そういえばあそこ東京なんですよね~(笑)。偶然昨日行ったばっかりです。どこだ、多田便利軒…!

  • 投稿者: chiekoa
  • 2006/04/24(月) 17:22:02
  • [編集]

ちえこあさんもいらっしゃいます?@町田。
わたしも月に一度くらいは行くんですよ。
どこかですれ違っているかもしれないわ~。
次に行ったらきっとキョロキョロ探してしまうと思います。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/04/24(月) 17:26:00
  • [編集]

ふらっとさん、こんばんは!
まほろは、町田なんですか。ほう・・。って、わからないですけど。なんだか親近感を覚える街だ、ということはよくわかりました。
またURL貼らせてくださいね。

http://oisiihonbako.at.webry.info/200604/article_25.html

  • 投稿者: ERI
  • 2006/04/27(木) 00:08:58
  • [編集]

そうなんです。親近感を覚える町なんです@町田。
でもこれを読んだら、こんなに怖い町だったんだ~!とも思いました^^;

しをんさんパワー全開の一冊でしたね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/04/27(木) 07:35:10
  • [編集]

「まほろ市」といえば

これとはまた全然別のシリーズのアレも思い出すわけですが,このまほろ市の話もとてもよかったですね。笑える箇所あり,しんみりする箇所ありでバランスのとれた良作だったと思います。

  • 投稿者: まみみっくす
  • 2006/06/13(火) 21:31:06
  • [編集]

あの全然別のシリーズとは
まったく空気感は違いますけれどもね。
登場人物のイメージ画もまるで違うし^^;

続編、読みたい気はします。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/06/13(火) 21:35:28
  • [編集]

こんにちは。

TBさせていただきました。
面白かったです~。
実際にモデルの市があったんですね。
この2人のコンビは好きです^^
イラストもかっこよかったですね。

  • 投稿者: 苗坊
  • 2006/07/10(月) 13:54:04
  • [編集]

おひさしぶりです

ご無沙汰しております。
“便利屋”というのは現実にはありそうななさそうな
微妙な設定ですが、多田便利軒はその辺にありそうな
妙なリアルさがあったように思います。

  • 投稿者: tamayuraxx
  • 2006/07/16(日) 21:08:19
  • [編集]

ありそうでなさそうな便利屋を
あの若さで、しかもひとりでやっていたところがすごいですよね>多田さん。
転がり込んできた行天も まんざらじゃなさそうだし。
もっとこのコンビの仕事を見たいですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/07/16(日) 21:17:39
  • [編集]

ふらっとさん☆こんばんは
巻き込まれ型の多田くんと、超マイペースの行天くんのバランスが絶妙でしたね。(#^.^#)
わたしも続編希望でーす。

  • 投稿者: Roko
  • 2006/09/18(月) 20:32:38
  • [編集]

個性的な行天と、常識人の多田。
ふたりの奇妙なコンビネーションと、予想のつかない展開が楽しい作品でした。

ミステリの方のまほろ市(幻?)、図書館で探してみましたが置いてなくて、残念です。

  • 投稿者: 藍色
  • 2006/09/19(火) 02:01:13
  • [編集]

>Rokoさん
二人とも突っ張った風を装っているけれど
お互いに支えあっているのがじんとしますね。

>藍色さん
まほろ市、やっぱり幻からのインスピレーションなんでしょうね。
「まほろ市」シリーズ、残念でしたね。
リクエストしちゃうとか!?

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/09/19(火) 06:57:07
  • [編集]

>見かけは円満とは言えない関係のまま 彼らはお互いを深く必要とし、さらりと欠けた部分を埋めあいながら

 これ、言い当ててますね。
 ほんとそうでした。
 その距離感が絶妙でした。

  • 投稿者: miyukichi
  • 2007/07/20(金) 02:04:11
  • [編集]

女同士だとなかなか成り立たない距離感で
その辺りがしをんさんらしくてきゅんときますね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/07/20(金) 07:03:23
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する