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感じて。息づかいを。*川上弘美 選

  • 2006/04/29(土) 17:10:34

☆☆☆・・



恋愛小説アンソロジー
川上弘美 選/日本ペンクラブ 編

恋愛のはじまりに、恋愛のさなかに、恋愛の果てに、人がどんなふうに感じ、どんなふうにねじれ、どんなふうに解放され、どんなふうに変化し、どんなふうにとどまるかを、これらの短篇は語る。/そこには恋愛のエキスのようなものが、幾滴も、しみこんでいる。(「選者あとがき」より)
恋愛の渦中にある人間の息づかいが聞こえてくる名作八篇を、川上弘美が独自の視点で厳選。
  ――文庫裏表紙より


  『満開の桜の下』・・・・・坂口安吾
  『武蔵丸』・・・・・東谷長吉
  『花のお遍路』・・・・・野坂昭如
  『とかげ』・・・・・よしもとばなな
  『山桑』・・・・・伊藤比呂美
  『少年と犬』・・・・・H・エリスン 伊藤典夫 訳
  『可哀相』・・・・・川上弘美
  『悲しいだけ』・・・・・藤枝静男


恋愛小説にありがちな甘さという点では恋愛小説らしくない恋愛小説とも言えそうなのだが、選者・川上弘美さんがあとがきでお書きのように 恋愛のさなかに人々の上に起こる甘いだけでは決してないあれこれが描かれているのである。象徴的であり官能的であるとも言える。川上弘美選、というのが頷ける。

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