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落花流水*山本文緒

  • 2006/06/17(土) 17:31:10

☆☆☆・・

落花流水 落花流水
山本 文緒 (1999/10)
集英社

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愛に翻弄されて、救済される――
危うい家族関係の中に描く人間の愛憎。
  ――帯より


マリこと手毬は7歳のとき、それまでお姉ちゃんと呼んでいた24歳の人が実は母親で、お父さん・お母さんと呼んでいた人たちがほんとうは祖父母だと知らされる。祖父母を父母と信じて暮らしていたころ、隣家に住んでいた日本人の父とアメリカ人の母を持つ5歳年上の青い目の男の子・マーティルととても仲良しだった。
そんな幸せな思い出に別れを告げて実の母と暮らすようになった手毬は 母を反面教師のようにして成長したはずだったのだが・・・・・。

手毬の母・律子の人生、そしてそれを憎んだ手毬の人生、そして更にその娘たちの人生。
どの人生も愛に恵まれず、しかも愛には抗い難く、なんと哀しい人生なのだろう。どうして繰返されなければならないのだろう。
落花流水。
花ひとつ、流れもひとつならどれほど幸せなことだろうか。

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