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ぶらんこ乗り*いしいしんじ

  • 2006/07/26(水) 18:08:34

☆☆☆・・

ぶらんこ乗り ぶらんこ乗り
いしい しんじ (2004/07)
新潮社

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ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。 声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。 もういない、わたしの弟。 ――天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。 残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。 ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて・・・・・。 物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。  ――文庫裏表紙より


弟がやさしければやさしいほど、いい子であればいい子であるほど 痛く切ない想いに胸が締めつけられる。 弟の孤独は彼ひとりのものではなく、誰でもがこの世の中でひとりぽっちなのだということを思い出させ、それでもみんな誰かとつながろうと手を伸ばしているのだということを改めて思わせてくれる。 
弟の作ったたくさんのおはなしは、つくり話だったのかもしれないが、誰もほんとうのことではないと言い切れないのだ。 あの弟はもしかするといしいしんじさんなのかもしれない。

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