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ミレニアム*永井するみ

  • 2006/10/26(木) 13:01:31

☆☆☆☆・

ミレニアム ミレニアム
永井 するみ (1999/03)
双葉社

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システム・アナリストの久武の死の謎を握るのは、コンピュータ2000年問題(ミレニアム・バグ)だった。久武の部下で恋人だった真野馨が突き止めた衝撃の真実とは。コンピュータ社会の陥穽を描く長編ミステリー。


出版されたのは、まさに2000年問題が大きく騒がれていた1999年3月である。
前半では、コンピュータが日付の西暦部分“00”を“1900年”と認識してしまうことで世界が陥るであろう事態の危機感がシステムを作り、2000年問題に当たっては 無事それをクリアするための修正を施す側の作業の問題として 緊迫感といくらかの疲労感を伴って描かれ、後半は、プロジェクトの責任者・久武の死と その延長上にある 作業を進める上で導入したソフトに関する疑惑の追求に焦点が合わせられている。
システムのことやらプログラミングのことやら、まったく解らなくても その緊迫感はしっかり伝わってきて、出版当時、2000年問題がまさに大騒動になっている時期に読んでいたとしたら かなり不安をかきたてられただろうと思う。
そして、全社挙げて対応に奔走しているまさにそのとき、こんなにも利己的な理由で久武が殺されたのかと思うと、憤りよりも虚しさを感じてしまう。よりによって久武が!だが、久武だったからこそ!なのである。失うには惜しすぎる。




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ゼロから

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永井するみ 「ミレニアム」

ミレニアム、この小説はコンピュータの2000年問題を題材にした小説でした。2000年になると年2を2桁で持っているシステムは、正常に処理がされなくなる

  • From: ゼロから |
  • 2009/11/16(月) 22:29:33

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