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風が強く吹いている*三浦しをん

  • 2006/11/26(日) 10:16:11

☆☆☆☆・

風が強く吹いている 風が強く吹いている
三浦 しをん (2006/09/21)
新潮社

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箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。


なぜか「走り」づいているこのごろの読書。今回は駅伝である。しかも、大学生長距離ランナーの憧れの的・箱根駅伝。
そして主役は、十人ぎりぎり しかも陸上初体験者もいるというにわか駅伝チームである。箱根駅伝を走る(というか)走ろうと決めるまでの経緯がユニークとしか言いようがない。ハイジ(清瀬灰二)がたまたま 天性の走りをする蔵原走(かける)と出会い、「竹青荘(通称アオタケ)」に連れ帰り、住人が十人になったから、というのが直接の理由なのである。
さて、それからが大変だ。走ることに思い入れがあるものも、まったく興味がなかったものもひっくるめての練習は、ハイジの人間観察力と 人の心を掴む術がなければ成り立たなかっただろう。性格も背負っているものも異なるアオタケの住人たちをその気にさせただけではなく、箱根の山を蜃気楼でなくし、実現可能な夢にしたのである。
記録だけでも根性だけでもなく「走る」形はいろいろあるのだ、ということを思わせてくれる一冊でもあった。エピローグがあたたかい。

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風が強く吹いている 三浦しをん

装画・挿画は山口晃。装幀は新潮社装幀室。寛政大学四年生、清瀬灰二は銭湯からの帰り道、万引きした男の走りに目を奪われ、自転車で追跡。無一文の万引き犯で、四月から後輩になる蔵原走(カケル)に自分が住んでいるアパート、

  • From: 粋な提案 |
  • 2006/11/27(月) 01:32:31

風が強く吹いている 三浦しをん 新潮社

三浦さんの新作が箱根駅伝の話とは意表を突かれました。スポーツ物は初めて・・だと思うんですが。これが、面白かった!!三浦さんの新しい一面を見せてもらいました。こう・・こんな事いって偉そうなんですが、書きたいことと作品のバランスが良くなってきた、という感じで

  • From: おいしい本箱Diary |
  • 2006/11/29(水) 00:41:51

「風が強く吹いている」 三浦しをん

風が強く吹いているposted with 簡単リンクくん at 2006.11. 5三浦 しをん著新潮社 (2006.9)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2006/12/03(日) 20:29:25

「風が強く吹いている」三浦しをん

タイトル:風が強く吹いている著者  :三浦しをん出版社 :新潮社読書期間:2007/01/06 - 2007/01/09お勧め度:★★★★★[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ること

  • From: AOCHAN-Blog |
  • 2007/01/30(火) 21:05:56

「風が強く吹いている」三浦しをん

風が強く吹いている三浦 しをん (2006/09/21)新潮社 この商品の詳細を見る寛政大学そばにある竹青荘というおんぼろアパートは、実は寛政陸上部の合宿所であった。なにも知らない学生たち9人が住む竹青荘。ハイジはついに1

  • From: しんちゃんの買い物帳 |
  • 2007/07/25(水) 17:24:31

風が強く吹いている  三浦しをん

風が強く吹いている/三浦 しをん 三浦しをん 新潮社 2006STORY: 大学入学を控えた走は万引きをして逃げている最中にハイジに見初められ、竹青荘というボロアパートへ連れて行かれる。ハイジに促されるまま、竹青荘の住人たちはたった10人で、箱根駅伝を目指すこ

  • From: 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) |
  • 2007/08/30(木) 14:42:06

三浦しをん『風が強く吹いている』

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)三浦 しをん新潮社このアイテムの詳細を見る 今回は、三浦しをん『風が強く吹いている』を紹介します。箱根駅伝挑戦の小説ですね。構想から6年かかった作品らしいですね。話は若干アニメチックではありますが、すごく面白かったで?...

  • From: itchy1976の日記 |
  • 2010/12/29(水) 18:20:16

この記事に対するコメント

私も「一瞬の風になれ」に続いてこの本を読んだのですが、春高のメンバーの誰かのその後を読んでいるような気持ちになりました。
双方ともに読み終わったとき満足感でいっぱいでした。

  • 投稿者: 小葉
  • 2006/11/26(日) 19:31:54
  • [編集]

まさにちょうどな繋がり具合ですよね。

あっという間だけれど、永遠のように長い二日間と、そこにたどり着くまでのすべてが宝物のように思えます。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/11/26(日) 20:19:03
  • [編集]

素質・適性を見抜き、ひとりひとりに合った巧みな調整をするハイジの“事前工作”が効いている場面も笑えました。
目標に一丸となって向かうスポーツの快感が伝わってきました。

  • 投稿者: 藍色
  • 2006/11/27(月) 01:32:02
  • [編集]

そうそう♪
ただシリアスなだけでなく
コメディタッチな部分にも人間性が現れていてたのしかったですね。
襷渡しの瞬間も、それぞれの想いがこもっていて感動的でした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/11/27(月) 06:50:24
  • [編集]

全てをかけて皆をひっぱるハイジと、その彼と精神的に結びついていく走の姿が、感動的でした。10区ぜんぶ感動して、読むのがとまりませんでしたよ。陸上モノって、ほんと面白いですねえ。最近収穫が多いですよ。スポーツはいいです。自分は苦手ですが(爆)

  • 投稿者: ERI
  • 2006/11/29(水) 00:44:37
  • [編集]

わたしもこのところスポーツものづいています。
『DIVE!』→『一瞬の~~』→『風が強く~~』
スポーツはからっきしなのだけれど、ちょっとだけ自分でもできるような気になってしまいそうです。笑

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/11/29(水) 07:08:03
  • [編集]

一ヵ月後の箱根駅伝は、この本片手に初めて全走路を見てみたいと思います!手に汗握る展開、とてもおもしろく読みました。

  • 投稿者: まみみ
  • 2006/12/03(日) 20:30:23
  • [編集]

ぅ!
一瞬、全走路を走ってみたいと思います。
って読めてしまいました。笑
箱根駅伝の愉しみ方、絶対に変わりますよね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2006/12/03(日) 20:39:26
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やっと読めましたが、真逆の季節です。
よーし、来年は箱根駅伝を見るぞ!

  • 投稿者: しんちゃん
  • 2007/07/25(水) 17:29:44
  • [編集]

今年の箱根駅伝は
手に汗を握ってテレビにかじりついていました。
走っている選手だけではなくて周りのあれこれにも目が行って
何倍にも愉しめましたよ。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/07/25(水) 18:18:53
  • [編集]

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