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マレー鉄道の謎*有栖川有栖

  • 2007/01/05(金) 17:47:50

☆☆☆・・

マレー鉄道の謎 マレー鉄道の謎
有栖川 有栖 (2002/05)
講談社

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今だからこそ問う真正面の「本格」!

マレー半島を訪れた推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!外部へと通じるあらゆる隙間をテープで封印されたトレーラーハウス内の死体。この「完璧な密室」の謎を火村の推理は見事切り伏せられるのか?真正面から「本格」に挑んだ、これぞ有栖川本格の金字塔!


国名シリーズ第6弾である。
なぜだか国名シリーズにいままで手をつけていなかったのに、いきなり6冊目からである。(それ以前の作品は 近くの図書館になかったのだ。)
火村先生と有栖は、大学時代の友人大龍の招きもあって、彼が経営するゲストハウスに宿泊するためにマレーシアを訪れる。
マレー鉄道では、踏切内で故障したトラックに客車が衝突して脱線し、後から来た貨車が更に追突して多数の死傷者を出すという事故が起こったばかりだったが、火村と有栖の予定には何の影響もなく 無事に大龍の待つキャメロン・ハイランドに着くことができた。が、旧友と昔話に花を咲かせる間もなく 物騒な事件が起こったのだった。

マレーシアを発つのを遅らせることが叶わない事情が火村にあるため、巻き込まれた事件を解決するために自ずとタイムリミットができてしまったために、事件調べの様子が一層スリリングに感じられる。マレーシア英語と日本語との使い分けもまた妙である。「そうきたか」と手を打ちたくもある。
そして、謎がすべて解かれたあとも、真の意味での犯人はいったい誰なのだろう と、割り切れなさや虚しさや悔しさや安堵感というさまざまな感情が胸の仲で渦巻くのである。




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たりぃの読書三昧な日々

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「マレー鉄道の謎」(有栖川有栖著)

 今回は 「マレー鉄道の謎」 有栖川 有栖著 です。この本は国名シリーズの第6弾ですね。それと第56回日本推理作家協会賞受賞作です。

  • From: たりぃの読書三昧な日々 |
  • 2007/01/08(月) 21:05:16

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