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ロマンス小説の七日間*三浦しをん

  • 2007/01/10(水) 13:23:37

☆☆☆・・

ロマンス小説の七日間 ロマンス小説の七日間
三浦 しをん (2003/11)
角川書店

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あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、二十八歳の独身女性。ボーイフレンドの神名と半同棲中だ。中世騎士と女領主の恋物語を依頼され、歯も浮きまくる翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅する。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、思わず自分のささくれ立つ気持ちを小説の主人公たちにぶつけてしまう。原作を離れ、どんどん創作されるストーリー。現実は小説に、小説は現実に、二つの物語は互いに影響を及ぼし、やがてとんでもない展開に!注目の作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説。


「ひと粒で二度おいしい」感じである。中世ロマンス小説(ずんずん脱線中)と現代恋人模様(なんだかもやもや)を一度に愉しめるのだから。
とはいえ、まったく何のつながりもない別物二つが併記されているわけではない。現実の恋人模様がもやもやとしてくればくるほど、翻訳中であるはずの中世ロマンス小説は 原作の筋から離れ激しさを増してくるのである。その微妙なリンク加減が訳もなくおかしみを誘うのである。
現実でも中世でも、主役人の脇を固めるキャラに味がある。あかりの父親とか、フィリップとか。表紙絵の神名はカッコよすぎる気がするが。
そして、大盤振る舞いのあとがきがまたまた愉しい。



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今日何読んだ?どうだった??

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「ロマンス小説の七日間」 三浦しをん

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  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2007/01/15(月) 08:34:47

この記事に対するコメント

妙に笑えるお話ですね。三浦さんの作品では、わたしは「月魚」とかよりもこういうちょっとコメディタッチのものが好きです。

  • 投稿者: まみみ
  • 2007/01/15(月) 08:35:50
  • [編集]

中世ロマンス小説の暴走具合が絶妙でしたね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/01/15(月) 12:44:44
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