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スウェーデン館の謎*有栖川有栖

  • 2007/01/13(土) 17:29:05

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スウェーデン館の謎 スウェーデン館の謎
有栖川 有栖 (1995/05)
講談社

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ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯(うらばんだい)には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。彼は珍客として歓待されるが、深い悲しみを湛えた殺人事件に遭遇する――。
有栖と犯罪臨床学者・火村英生の絶妙コンビが、足跡のない殺人事件に挑戦! 大好評〈国名シリーズ〉の第2弾!


国名シリーズ第2弾。
有栖は、いままで一度も訪れたことのなかったペンションを取材するために 裏磐梯のペンション・サニーデイをひとり訪れる。ペンションの隣には、近隣ではスウェーデン館と呼ばれている 童話作家・乙川リュウの私邸があり、ペンションの主人の勧めで、有栖も話の種に見せてもらうことになった。しかし、館の住人や滞在中の人々に紹介され、愉しいひと時を過ごした翌朝、離れから滞在者の一人の他殺体が発見される。

事件の謎解きはもちろん興味深いのだが、物語に先駆けて置かれている「フラッシュ・バック」の効果もあってか、ただの謎解きではなく 人間心理ドラマとしても愉しめる。
また、火村を大切に思う有栖の心情や、厄介なことに巻き込まれている友人を思い 何を置いても駆けつける火村の気持ちにも暖かいものを感じさせられ、一見 息が合っていないようにも見えながら強くつながっている様が伺われてなぜか安心する。
大切なものを守るとはどういうことなのかを考えさせられる一冊でもある。




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たりぃの読書三昧な日々

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「スウェーデン館の謎」(有栖川有栖著)

 今回は 「スウェーデン館の謎」 有栖川 有栖著 です。これは国名シリーズの第2弾ですね。

  • From: たりぃの読書三昧な日々 |
  • 2007/01/17(水) 22:25:30

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