FC2ブログ

使命と魂のリミット*東野圭吾

  • 2007/01/27(土) 17:29:09

☆☆☆☆・

使命と魂のリミット 使命と魂のリミット
東野 圭吾 (2006/12/06)
新潮社

この商品の詳細を見る

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。


舞台は病院、主人公は心臓血管外科で研修医を勤める 氷室夕紀。
夕紀は中学生のときに 大動脈瘤の手術で父を亡くした。そのときの執刀医・西園の下で、現在夕紀は研修医として働いている。秘かにある目的を持って...。
そしてその一方、看護師の真瀬望と合コンで知り合ってつき合うようになった直井穣治との様子が描かれる。穣治が病院のことをあれこれ知りたがるのにはなにか理由があるのか。
そんな折、病院の駐車場につながれていた犬の首輪に帝都医大病院への脅迫状がはさまれているのが見つかり、警察が捜査に乗り出す。
脅迫犯の本当の狙いはなんなのか。

いくつもの人生といくつもの疑惑が絡み合い、読み進めるほどに緊張感が高まるのだが、落ち着きどころはいささか安定感がありすぎるようにも思われる。東野作品だから期待度が高すぎるのだろう。
「使命」という言葉の重みを、どんな立場に立つ者も、ひとりひとりが胸に確かに持つことが如何に大切かということがずしんと伝わる一冊ではあった。
現在世の中にはびこる不祥事のほとんどは、「使命」をきちんと認識していれば起こりようがなかったのではないかと思われてならない。

V
V

TB
おいしい本箱
粋な提案
+ChiekoaLibrary+
ぱんどら日記
みかんのReading Diary♪

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

使命と魂のリミット 東野圭吾 新潮社

この本、図書館でも大人気で、けっこう予約待ちました。東野さんは、コンスタントに常に愛されてるなあ。幸せな作家さんやと思います。

  • From: おいしい本箱Diary |
  • 2007/01/27(土) 23:17:38

使命と魂のリミット 東野圭吾

装幀は新潮社装幀室。週刊新潮2004年12月30日・2005年1月6日合併号から2005年11月24日号連載。「人間というのは、その人にしか果たせない使命というものがある…」氷室健介の娘への言葉。主人公の氷室夕

  • From: 粋な提案 |
  • 2007/01/28(日) 02:11:31

【使命と魂のリミット】 東野 圭吾 著

最初の「疑問」が、「疑惑」になり、そして条件が重なっていくことにより、「確信」になる…そのとき、氷室夕紀は、、、《心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。心の限界に挑む医学

  • From: じゅずじの旦那 |
  • 2007/02/04(日) 14:38:58

使命と魂のリミット [東野圭吾]

使命と魂のリミット東野 圭吾 新潮社 2006-12-06心にある目的を秘め、心臓外科医を目指している夕紀。彼女が研修医として務めている帝都大学病院に、ある日脅迫状が突きつけられる。「医療ミスを公開し、謝罪しないかぎり、病院を破壊する」―。病院はどう対応するのか?犯

  • From: + ChiekoaLibrary + |
  • 2007/02/15(木) 17:26:13

東野圭吾【使命と魂のリミット】

まっすぐで、美しくて、正しい小説。あまりに「まっすぐ」すぎる印象もなくはない。やさぐれ刑事キャラが、途中から全面的に正義の化身キャラに切り替わってしまうあたりも、いかがなものか。途中から正義の化身になる

  • From: ぱんどら日記 |
  • 2007/05/23(水) 10:04:21

『使命と魂のリミット』  東野 圭吾  新潮社

使命と魂のリミット心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。若くして父を亡くした研修生...

  • From: みかんのReading Diary♪ |
  • 2009/06/15(月) 23:42:46

この記事に対するコメント

こんばんは!!「使命」とか「責任」とか。そんなものを重んじる気持ちって、段々薄れてきているようにも思います。でも、それはこの社会というものを支えていく、根底にあるものですよね。なぜそれが薄れてきているのか・・。そんなことを考えました。

  • 投稿者: ERI
  • 2007/01/27(土) 23:20:08
  • [編集]

緊迫感いっぱいの、タイムリミットサスペンスでした。
与えられている使命を全うしようとする人たちの姿が、感動的でした。
夕紀の、膨らみ続けていた疑念を払拭するラストがよかったです。

  • 投稿者: 藍色
  • 2007/01/28(日) 02:11:12
  • [編集]

>ERIさん
健介の生き方はとても立派ですね。
もっと健介のことを知りたいと思いました。
この物語で果たす役割の大きさに比べて、登場が少なすぎますね。
氷室一家で別の物語ができそうです。
夕紀にとっては苦しい年月だったでしょうけれど、苦しんだからこそほどけたものもあるのだと、思わされたラストでした。
ずっと見守られていたんですねぇ。

>藍色さん
一度にいくつものリミットが迫ってきて、いろんな意味での緊迫感がありました。
ずっとひとりで突っ張っていた夕紀の鎧が ああいう形で崩れたのは、夕紀にとってはベストだったのでしょうね。
望も、浅はかだった部分もあるけれど、それを上回る強さを見せてくれましたね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/01/28(日) 09:46:06
  • [編集]

あのお父さんの言葉、すごく印象的でした。カッコよく、私もいきたいなぁ!と思います…。ほんとうに。

  • 投稿者: chiekoa
  • 2007/02/15(木) 17:27:17
  • [編集]

すべての事情を呑み込んで、なおかつ手術を任せたお父さんもかっこよかったですね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2007/02/15(木) 20:27:50
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する